マイクロドローン(Tinywhoop)やレースドローンで利用するプロポ(送信機)は数多く存在しますが、ドローンなどの機体とは異なる機器である為に、落としたりしない限り壊れる事はほとんどありません。
また、フレームやプロペラ、モーターなどはより高いパフォーマンスを求めて繰り返し購入しますが、プロポ(送信機)は購入した製品を長期間利用する事になる為、最適なプロポを選び投資する事をおすすめします。
では、私がおすすめするマイクロドローンやレースドローン用のプロポをランキング形式でご紹介しますね。
ドローン用のプロポの選び方
初めにマイクロドローンやレースドローン用のプロポの選び方の注意点からご紹介しておきます。それほど多くはありませんので、ポイントだけ理解すれば問題ありません。
プロポとドローン(受信機)の通信方式
プロポからは2.4Ghzの電波を発信し、ドローンに取り付けた受信機がその電波を受信してドローンを操作する事になりますが、その電波の通信方式(プロトコル)には色々な種類が存在しています。
現在、日本で主流となっている通信方式は、Frsky、Futabaの2種類だと思って貰って問題ありません。また、ほぼ全てのプロトコルを利用可能な仕組みとして「マチルプロトコル」という送信機が存在しています。
どれにしようか迷ったら「マルチプロトコル」を選択すれば間違いはありません。
プロポの操作方法(モード)
プロポの操作方法にはモード1、モード2の二つのタイプが存在し、どちらのプロポを購入するのかを決める必要があります。
今まで日本ではラジコン機の場合にはモード1を選択する事が多くありましたが、現在マイクロドローンを含む多くのFPVドローンパイロットは、直感的に操作可能なモード2を選択しています。
もしモード2を選択した場合でもモードを変更したいときは心配する必要はなく、多くのプロポではジンバル(スティック)の左右を交換する事でモードを変更する事が可能です。
注意ポイント
モードの変更が可能なのはあくまでもFPVドローンで利用するプロポの事となり、トイドローンや空撮ドローンなどではモードの変更は出来ない点に注意して下さい。
電波を発信する無線機器なので技適マークが必須
プロポは所謂、無線機器に該当しますので、日本国内で利用する為には技適マークが示されているプロポを利用する必要があります。万一、違反した場合には罰則が設けられていますので注意しましょう。
技適マークの詳細については「総務省のホームページ」を参照して下さいね。
選び方の注意点としてジンバルを確認
プロポを購入する際にはホールセンサージンバルを採用しているを送信機を選択する事をおすすめします。(ジンバルとはスティックの根元の機器構造の事です。)
但し、一部のプロポではジンバルを交換する事が可能です。例えばTaranis X7などのプロポの様にMODが用意されている場合には、皆さんはジンバルを交換する事が可能です。
ホールセンサージンバルはより滑らかな操作性、耐久性、そして操作精度を提供します。
ポイント
ホールセンサージンバルは操作性にはあまり変化がないとの意見もあります。海外と日本ではホールセンサージンバルの操作感についての意見が相違しています。
クーポンコード
transmitter | クーポン | 価格 | 期限 |
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ポイント
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おすすめのプロポの紹介と設定方法について
Jumper T8SG V2 Plus carbon(技適・マルチプロトコル)
「Jumper T8SG V2 Plus Carbon Special Edition」は技適マーク付きとなり、1万円程度と低価格の為にエントリーモデルのドローンプロポとして有名です。
日本では相当な量が売れましたので、プロポの設定情報などが豊富な点が魅力的です。また、マルチプロトコルとなりますので、多くの通信方式に対応している事も優れたポイントとなっています。
しかしながら5インチレースなどを主体として活躍するドローンパイロットなどの上級者用のプロポとしては物足りなさを感じざる終えません。低価格なプロポですので、1〜2年程度利用し上達した場合には次のモデルを検討する事になるかと思います。
Jumper T8SG V2 Plus carbonの設定方法
私のYouTube動画で設定方法を紹介していますので、参考にして貰えればと思います。
不明点は問い合わせて貰っても大丈夫ですし、Twitterなどで呟くと多くの方が教えてくれる筈です。
RadioMaster TX16S Hall Sensor Gimbals(技適・マルチプロトコル)
RadioMaster TX16Sはカラー液晶モニターを採用した少しオシャレな技適マーク付きのマルチプロトコルのプロポです。
日本製のプロポとして有名な双葉製の形に非常に良く似ている事やカラーモニターを採用している事もあり非常に人気の高いプロポとなっています。
通信方式もマルチプロトコルを採用していますので利用に困る事は無いでしょう。唯一の欠点としてはフルモデルサイズ(大きいサイズ)のプロポの為に、手が小さい方には向かないプロポかも知れません。
Amazonで購入する際には、Hallsensorのバージョンを選択して下さい。
RadioMaster TX16Sの設定方法
OpenTXというファームウェアを利用していて、知識がないと設定に苦労しますが、私の他のブログサイトとYouTube動画で設定方法を紹介していますので、参考にして下さい。
OpenTXの設定ブログ編はこちらから OpenTXの設定YouTube編はこちらからフタバ 10J (10ch-2.4GHz T-FHSS AIR 技適モデル)
Futabaから販売されている国産の技適マーク付きプロポです。
初心者の方には少し難しいお話となりますが、 他のプロポと比較しFutabaから販売されている外部受信機のR2000SBMのレンジが広い為、特定のジャンルの方に人気のあるプロポとなっています。
操作性も良くレースをするパイロットの入門機としても有名です。ただ、受信機の価格が高い為、他の製品と比較しコストが掛かる点に注意が必要です。
私は所有していないプロポとなりますので、設定方法などはインターネットなどで検索して探してみて下さい。
FrSky Taranis X9D Plus SE 2019
FrSky Taranis X9D Plus SE 2019は、Frksyから販売されている最高級プロポです。
M9ホールセンサージンバルを採用し、スティックの動きがとてもスムーズで他のプロポとは異なる操作感を得られるのが特徴的です。
ハイエンドモデルのプロポとなりますが、このプロポを購入してけば長い期間利用できるプロポである事は間違いありません。
尚、技適マーク付きではない為、外部モジュールが必要な点に注意して下さい。
ポイント
FrSky Taranis X9D Plus SE 2019は、RadioMaster TX16Sと同様にOpenTXのファームウェアを利用していますので、設定方法は先に紹介したリンクから確認して貰えれば大丈夫です。
FrSky Taranis X-Lite Pro
「FrSky Taranis X-Lite Pro」はまるでゲーム機の様な見た目ですが、性能としては申し分なく小型の為に持ち運びにも便利です。
日本だけでなく海外でも非常に人気の高いプロポで多くの方が利用しています。ホールセンサージンバル、高度にプログラム可能なファームウェアのOpenTXを採用し必要な事は一通り対応出来ます。
欠点は技適ではない為に別途「マルチプロトコルモジュール」の購入が必要な事くらいでしょう。最近では私も「FrSky Taranis X-Lite Pro」を利用する様になりましたがとても満足しています。
尚、あまり知られていませんが、スティックバネの硬さ調整やスティックエンドの交換も可能です。
ポイント
FrSky Taranis X9D Plus SE 2019は、RadioMaster TX16Sと同様にOpenTXのファームウェアを利用していますので、設定方法は先に紹介したリンクから確認して貰えれば大丈夫です。
Frsky Taranis Q X7 Transmitter
「Taranis Q X7 Transmitter」は海外のマイクロドローンパイロット中で最も人気のあるドローンプロポの内の1つです。
このプロポはTaranis Q X9Dよりも少しだけ低価格ですが、性能面ではほぼ変わらず、テレメトリーなどのドローンパイロットが必要とする全ての機能を利用出来ます。
欠点は技適ではない為に別途「マルチプロトコルモジュール」の購入が必要な事、またホールセンサージンバルを採用していない事ですが、ジンバルについてはアフターパーツ(MOD)を購入し交換する事が可能です。
プロポは高度にプログラム可能なファームウェアのOpenTXを採用。初期設定は理解するまで苦労もあるかと思いますが、ドローンパイロットが必要とする機能を網羅しています。
ポイント
FrSky Taranis X9D Plus SE 2019は、RadioMaster TX16Sと同様にOpenTXのファームウェアを利用していますので、設定方法は先に紹介したリンクから確認して貰えれば大丈夫です。
ドローンのプロポの持ち方
ドローン用のプロポの持ち方は大きく3パターンが存在しています。
どの持ち方が良いかという答えはありませんが、各持ち方とその特徴について紹介します。
サムナー
サムナーとは、プロポのスティックを親指で操作する持ち方となります。
- メリット:プロポの形状を問わずに操作する事が可能、プロポをしっかりとホールドし易い為に操作する場所と問わない
- デメリット;比較的に細かな操作が苦手な為、ドローンの設定で中心付近をの反応をなだらかにする必要がある
ピンチャー(ピンチ)
ピンチャーとは、プロポのスティックを親指と人差し指で挟んで操作する持ち方となります。
- メリット;比較的に精度の高い細かな操作が可能
- デメリット:プロポを固定しないと操作がし難い、椅子に座ったりストラップでプロポを固定する必要がある
ドローンレースをする方はピンチャーが多い印象
あくまでも印象的なお話となりますが、ドローンレースをする方はピンチャーが多い印象です。
でも、トッププレイヤーでもサムナーの方もいますので、どちらが正解という事はない為、操作し易い方を選ぶと良いでしょう。
尚、私はサムナーですが、野外でのフリーフライトでは大きな問題は感じていませんが、室内でのフライトはピンチ持ちの方が操作し易いと感じています。
ドローンシミュレーターでプロポを利用する方法
最近ではドローンシミュレーターを利用して練習をしたり、楽しんだりする方が増えています。
有名なシミュレーターは「velocidrone」で私も利用していますが、実機と違いクラッシュしても壊れないので、トリックなどの練習に利用したりしています。
今回記事にしたプロポでも付属のUSBケーブルなどを利用してシミュレーターを楽しむ事が可能ですが、ドングルという受信機を利用する事で、ケーブル無しで楽しむ事が出来ます。
今回はFrsky(マルチプロトコルで利用可能な通信方式の一つ)で利用可能なドングルを紹介しますので、非常に便利なアイテムですので気になる方は購入して利用してみて下さい。
ポイント
Futabaの方は利用できませんので、別途、シミュレーターケーブルを購入して下さいね。
まとめ:気に入ったプロポを購入するのが一番
日本でプロポを利用する為には、まず「技適マーク付き」を選択する必要がある為に極端に安価なプロポを購入する事はありません。
ドローン用のプロポは一度購入すれば長い期間利用する事が可能ですので、ベストな選択をする事で最高のコストパフォーマンスを発揮する事が可能となります。