BETAFPV Beta95X V2 Whoop Quadcopterは、Insta360GoやGoPro Lite(剥きプロ)をいったアクションカメラを利用可能な、空撮などの撮影系のマイクロドローンです。
Cinewhoopとも呼ばれるジャンルでアクションカメラ側で手振れ補正をする事で、非常に綺麗な映像を撮影可能となっています。
また、上下逆さまのUmmaと呼ばれるスタイルに近いタイプとなり、今までは自作してドローンを用意するしか無かったのですが、既製品として販売された為、初心者にも扱い易いドローンです。
では、詳細を確認して行きましょう。
BETAFPV Beta95X V2をレビュー!
スペック
Specification
- Item: Beta95X V2
- Weight: 99g (without HD camera or battery)
- Wheelbase: 95mm
- Frame: Beta95X Frame
- FC: F405 Flight Controller & 16A BLHeli_32 ESC V2.0
- VTX: M02 25-350mW 5.8G VTX
- Motors: 1106 4500KV Brushless motor
- Props: Gemfan D63 3-Blades Props
- Receiver Option: Frsky XM+ / DSMX / Futaba S-FHSS / TBS Crossfire
- Camera: BETAFPV EOSV2 Camera (NTSC - 4:3)
- FPV Camera Degree: 25°-45°
- Camera Mount Degree: 15° (Provide the STL file of 25° camera mount)
- Battery: 450mAh 4S battery(Not including)
- Flight time: About 3.5min with 450mAh 4S 75C battery (smooth flight in a windless environment)
簡単に解説しますと、95mmサイズの2.5インチプロペラを採用し、重量は99gと今までのウープタイプのドローンの中では比較的に重いです。
また、このクラスのVTXは200mwが多くなっていますが、350mwまで出力可能なVTXを採用しています。
モーターは1106 4500kvで少し物足りなさを感じますが、利用してみてバージョンアップしたいと思ったら、1204 5000kvのモーターへ変更すると良いと思います。
FCとESCはBl_Heli32を採用していますので、細かなフィルター設定が利用可能な点は非常に優秀です。
ドローン本体の確認と設定
今回のドローンは、「Beta95X V2 Pusher Kit」を購入して自作しましたので既製品とはモーターが異なりますが、その他はほぼ同じ仕様ですので、参考にして下さい。
Front view
前からの写真ですが、見た目の通り全体的に今までのドローンとは上下が逆さまになっています。
前方にGoPro Liteを搭載しますので、少し重量が前よりなっていますが、フライトにはさほど影響はありませんでした。
Side view
今回のBeta95X V2は自作ドローンなので、モーターは1204 5000kvを利用していますが、既製品の場合には1106 4500kvとなっています。
プロペラは「Gemfan D63 3-Blades Props」を採用。今までのプロペラと比較すると少し幅が広い為に浮力を稼げる様になっていると思います。
Other
背面からの写真です。
FCが地面に接触しない様にだと思われますが、蓋(カバー)を取り付ける様になっています。上記の写真ではドローンの後方にLEDを設置していますが、既製品の場合にはLEDはありません。
Beta95X V2の設定
既製品ではBetaFlightのバージョンは3.5.7となっていますが、私が4.2.2で利用しています。
以下の導入の前に、Bl_Heli32のバージョンが16.7以上である事を確認して下さい。
詳細は「FPVドローンフィルター設定|RPMフィルターの導入方法」で記載しています。
基本設定
参考用に設定情報を掲載していますが、PIDやフィルター設定は、皆さん自身で修正してみる事をおすすめします(*'▽'*)
ポイントは以下の5点です。
- Dshot:300
- 双方向Dshot:オン
- モーター極数:12
- PIDループ:2.00kHz
- ロール角度:180
PID設定
私はPID設定に長けている訳ではありませんので設定値は参考程度。
皆さん自身で設定を変更してみる事をおすすめします。
撮影用として利用したいので、フィルターは0.1のみ減少にしています。
モーターの熱と振動を見ながらもう少し減少出来るかもしれませんが、私はこの設定のままで良いかとは思っています。
尚、PWMは32で設定してあります。
Beta95X V2のフライト動画
GoPro用の手振れ補正ソフトについては以下の記事で紹介しています。
-
Reelsteady Goの使い方|GoPro用の映像手振れ補正ソフト
今回はGoProの手ぶれ補正用のAfterEffects(アフターエフェクト)ソフトのReelsteadyGoの使い方について紹介します。 最近はGoProを分解して20g程度に軽量化して小型のFPV ...
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尚、GoPro Liteを持っていないという方は、Insta360 Goでも良いとおもますよ!
まとめ:Beta95X V2はお気に入り!
個人的には既製品としてはBetaFPVは素晴らしいので買いだと思っています。
勿論、フライトする場所がある前提ですが、少し狭い範囲でフライトする場合には、Beta85X V2が良いかと思います(*'▽'*)