FatShark Dominator HDO2

FPVゴーグル

【5.8Ghz FPVゴーグル】FatShark Dominator HDO2をレビュー!

FPVドローン用の5.8Ghz FPVゴーグルの最高峰「FatShark HDO2」が届きましたのでレビューをしていきたいと思います。

外観はFatshark HDOと差はありませんが、焦点距離の調整やアスペクト比の変更機能、電源ボタンを搭載するなど今までには無い機能が追加されました。

特にジオプターレンズを利用していた方は、焦点距離の調整機能によって皆さん自身にあった視力補正が可能と言うことや余計なレンズを利用しなくて済みますので、非常にクリアーな映像を見る事が出来るようになります。

また、Fatsharkと言えば顔にフィットする事が困難な為に、補正用のフェイスパットを利用する事が前提でした。しかしながらFatshark HDO2では形状が変わりましたので、スポンジなどのフェイスパットのみの交換でも十分に利用可能となっています。

FatShark Dominator HDO2

FatShark Dominator HDO2
FatShark

FatShark Dominator HDO2のスペック

fatsharkhdo2

解像度 1280 X 960 有機EL
FOV 46
アスペクト比 4:3  or 16:9 切替化
重量 207g
視力補正 +2〜-6
IPD(瞳孔間距離) 54〜74 mm
バッテリー 18650mah *2個(別途購入)
ケースは付属
価格 $499.99
(Banggood 2019年12月29日時点)

FatShark Dominator HDO2 "Unboxing"

fatsharkhdo2

fatsharkhdo2

Fatshark HDO2の外箱から。

製品の外観はHDO2とのみ記述されておりHDOと違いはありません。中身を取り出すと、キャリングケースにステッカーとカードが同梱されていました。

fatsharkhdo2

ケースから取り出して見ました。 パッケージの内容は次のとおりです。

  1. Fat Shark Dominator HDO 2 FPVゴーグル
  2. キャリングケース
  3. 7.4V 18650バッテリーケース
  4. レンズクリーニングクロス

FatShark HDO2と前作HDOとの比較と使い方

FatShark Dominator HDO2

FatShark Dominator HDO2

Focus Adjustment wheel

FatShark Dominator HDO2では、フォーカス調整ホイールで焦点距離の調整が可能になっています。これで視力調整用のレンズを装着しなくても視力補正が可能に。

私は視力が悪く0.1以下なのですが、問題なく調整出来ました!

これ凄く嬉しい!

PIDの調整幅

PIDの調整幅がHDOが「59~69mm」だったのに対し、HDO2では「54〜74 mm」まで調整可能になりました。今までよりもフィットする方が多いと考えています。

電源、ファンボタンを新設

FatShark Dominator HDO2

FatShark Dominator HDO2

電源ボタン

前作のHDOでは電源ボタンがなく後からカスタマイズして設置している方も多く居たかと思います。HDO2では少しカスタマイズする必要がありますが、ジャンパする位置を変更する事で電源ボタンとしての役割を持たせる事が可能となりました。

ファンボタン

電源ボタンを短く押すと、ファンのオン、オフが出来る様になりました。私はモバイルバッテリを利用しているので、DC電源からファンのオン、オフが可能になったのは非常に嬉しいです。

ファイスプレートの角度調整が可能

FatShark Dominator HDO2

FatShark Dominator HDO2Far

フェイスパットの間に板の様なものがあり取り外しが可能になってます。

Farshark HDOでは顔にフィットできなかったのですが、Fatshark HDO2ではこのプレートを外せば利用可能な方も多くいるかと思っています。

FatShark Dominator HDO2

上記の画像はプレート取り外した後です。私ははこの後にスポンジタイプの物へ変更する事で補正用のプレートは不要になりました♪

アスペクト比がボタン一回で変更可能

FatShark Dominator HDO2

Display 5-way Switch

  1. 左右を押す:ディスプレイのコントラストを増加/減少
  2. 上下を押す:ディスプレイの輝度を増加/減少させます
  3. 短押し垂直に押す:アナログ4:3、アナログ16:9、HDMI、OSDモード

非常に便利になりましたね!(コントラスト、高度調整はHDOでも可能)

比較イメージ

FatShark Dominator HDO2

FPVゴーグルのサイズはほとんど変わりません。特に上から見ると一見では差がありません。

FatShark Dominator HDO2

裏側の写真を見えると色々と変更が入っているのが解ります。

その他としては、重さが10g程度重くなってますが、私はフェイスプレートが不要になったので軽くなりました♪

Fatshark HDO2におすすめの受信機とアンテナ

Fatshark HDO2には受信機とFPVアンテナが付属していない為、別途購入する必要があります。

人気の受信機と無難なアンテナを掲載しておきますので、参考にして貰えればと思います。

ImmersionRC RapidFIRE

specification

  1. Frequency Range: 5.3-6.0GHz
  2. Sensitivity: Best In Class (stable image at close to -100dBm)
  3. Bands: IRC/FatShark, RaceBand, LowRace, Band A, B, E, Favorites
  4. Channels: All of the standard ones, plus favorites (custom frequencies)
  5. Antenna Connectors: 2x Standard SMA (not RP-SMA)
  6. Weight: 80g
  7. Voltage: 5.0V nominal

FPVゴーグルの外部受信機の最高峰と言えば「ImmersionRC RapidFIRE」で、FPVドローンのレースに参加している方やフリースタイルでフライトしている方のどちらもタイプでも、多くの愛用者がいます。

受信感度が良い為、ノイズが少ない事が選択されている理由の1つとなっています。

FuriousFPV True-D X

specification

  1. Sensitivity: Better than -96dBm
  2. Power: 5V @ ~450mA
  3. Modes: TRUE X, TRUE Diversity
  4. Antenna Connection: SMA Female connector
  5. Working Frequency: 5.8GHz
  6. Input Power: 5V-500mA
  7. Number of Channels: 48 Channels
  8. CE/FCC certified

私が愛用している外部受信機の「FuriousFPV True-D X」です。

先に紹介した「ImmersionRC RapidFIRE」よりも低価格ですが、性能面では見劣りはなく必要十分です。また、VTXの電波を元に機体を捜索可能なモードがある事も魅力の1つとなっています。

ImmersionRC SpiroNET V2 5.8GHz RHCP FPV Antenna

Package Included

  1. 1 x SpiroNET v2 Omni Headset antenna, with right-angle SMA
  2. 1 x SpiroNET 8dBi RHCP Patch
  3. 1 x 45 degree SMA adapter, for patch mounting.

ImmersionRC SpiroNET V2 5.8GHz RHCP FPV Antennaのメリットは、指向性と無指向性の両方が付属しているので、どのアンテナを購入したら良いのか解らなければこちらのFPVアンテナを購入しておけば間違いがないという製品となっています。

私を始め利用者も多い為、使い慣れて来たら見栄えの良いアンテナに変更などを検討すると良いと思います。

性能的には全く問題なく、長く利用する事が可能です。

Fatshark HDO2で利用するバッテリー

Fatshark HDO2にはバッテリーケースのみが付属となっていて、バッテリー自体は付属していませんので別途購入する必要があります。

18500のリチウムイオンバッテリー」が必要となりますが、現在は国内で入手する事が難しい為に、Aliexpressなどで購入しましょう。

ポイント

Fatshark HDO2にはバッテリーケースでは、保護回路なしのリチウムイオンバッテリーが必要となりますので注意して下さい。

HDO2にはモバイルバッテリーの利用をおすすめ

Fatshark HDO2のバッテリーホルダーはケーブルが断線してしまう事でも有名で私も断線してしまった経験があります。

また、ヘッドストラップにバッテリーを取り付けると全体的に重くなってしまい、首が痛くなるなどの問題もありますので、もだいるバッテリーを利用してバッテリーはポケットなどにしまい軽量化して利用する事をおすすめします。

fatshark hdo2は2S以上の電圧が必要になりますので、モバイルバッテリーを利用する際には「電圧ステップアップケーブル」を利用して5V2A以上のモバイルバッテリーを利用します。

以下、参考までに私が利用している環境を記載しておきますね。

  1. 電圧ステップアップケーブル:Qutaway 5v-9v USBブースターモジュール
  2. モバイルバッテリー:Anker PowerCore 10000

まとめ:Fatshark HDO2を1年間利用した感想

メガネを利用している方は焦点距離の調整が可能になった事が大きな変更点で、その効果は非常に有効かと思います。

今までHDOを利用して居た方であれば、本体の購入のみで済みますのでコストも最低限で済むのが魅力的です。

また、現在1年程度利用しましたが、大きな不満もありませんし、都度、焦点距離が調整出来る事が非常に便利だという事にも気が付きました。

多少値段が高いところはデメリットでもありますが、一度Fatshark HDO2を購入してしまえば、他のFPVゴーグルが欲しくなる事がなくなるので、色々と探さなくても良くなった点も非常に満足している理由の1つです。

皆さんもお気に入りのFPVゴーグルが見つかると良いですね!

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