ドローンを始める時に悩むのがFPVゴーグルかと思います。
FPVゴーグルを利用する目的はマイクロドローンのTinywhoopでのレースに利用したり、5インチなどのドローンレースでの利用やフリースタイル、フリーフライトなどで、人それぞれにFPVゴーグルの用途は異なります。
価格も購入機から格安タイプまで幅広く、選択肢が多くなっている事も悩むポイントになっていると思います。そこで今までの経験や他の方の評判なども含めて、おすすめのFPVゴーグルをランキング形式でご紹介したいと思います。
尚、コストについて糸目を付けないという方は2019年にFatSharkより販売開始となったFPVゴーグル最新作のFatShark Dominator HDO2の利用をおすすめします。
関連記事でアンテナなども紹介していますので、是非、読んで見て下さい。
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メモ
稀にFPVゴーグルの技適について問い合わせがありますが、FPVゴーグルには技適は必要ありません。しかしながら、映像電波を発信するドローンに取付けるVTXについてはアマチュア無線の免許が必要となりますので注意して下さい。
ドローン用FPVゴーグルを購入する際のポイント
FPVゴーグルを購入する際にこれだけは押さえておいた方が良いというポイントについて説明しておきますね。
FPVゴーグルには単眼タイプと二眼タイプがある
単眼モニタータイプのFPVゴーグル
単眼モニタータイプとは1つのモニターを両目でみるゴーグルとなります。
メリットは価格が安い製品が多い為にエントリーモデルに適しています。また、横幅が広いゴーグルが多い為にメガネを着用しての利用も可能な場合があります。
デメリットはサイズが大きく重い為に持ち運びには向かない事。また、モニターの幅が広い為に目を動かして映像を認識しなければならない事です。
二眼モニタータイプのFPVゴーグル
二眼モニタータイプとは2つのモニターがあり、それぞれの目で見るゴーグルとなります。高性能で高額な物が多いので中級者から上級者向けの製品だと言えるでしょう。
メリットは比較的に目を動かす事なく全体の映像を確認する事が可能な為に映像を捉えやすくなっています。また、単眼モニタータイプと比較するとコンパクトなサイズで軽量な製品が多く持ち運びの際にも便利です。
デメリットは高額な為に投資コストが高くなるという事です。
FPVゴーグルに録画機能(DVR)が付いているか?
FPVゴーグルの利用はドローンから飛ばした映像を見ながら操作をする事が目的となりますが、録画した映像を見て操縦技術を向上したり、YouTubeなどで公開して楽しんだりしたくなるでしょう。
FPVゴーグルには映像を保存する事が可能なタイプが存在し、安価なゴーグル以外は映像の録画機能(DVR)が搭載されています。
ドローンを飛ばしていると必ずフライト映像を録画してその映像を頼みしたいと思う様になりますので、録画機能付きのFPVゴーグルを選択する事をおすすめします。
FPVゴーグルのIPD(瞳孔間距離)の調整は幅はどれくらいか?
こちらの項目は2眼モニタータイプ限定となりますが、IPDの調整幅を確認しておきましょう。
IPDとは瞳と瞳の間の距離の事で人それぞれ異なっています。この距離の調整範囲の中に収まらないと映像がぼやけて見えてしまう原因となってしまいます。
尚、直近に販売された製品についてはPID調整幅が広くなってきていますので、全く合わなかったという事は起こり難くなってきています。
参考までにこちらの記事で紹介しているFPVゴーグルのPID値です。
日本人のPID平均値 | wiki参考 60〜64mm |
Fatshark attitude v5 | 59〜69mm |
Fatshark Dominator HDO | 59〜69mm |
Fatshark Dominator HDO2 | 54〜74mm |
Skyzone SKY03O | 57.5〜69.5mm |
アンテナやバッテリーが付属しているのか?
FPVゴーグルを購入して手元に届いてみたら、FPVアンテナが付属してなかったというオチがあったりします。
慣れてくれば、このFPVゴーグルはアンテナ付属しているとか、付属していないとか解る様になりますが、初めて購入する場合は付属しているのが当たり前だという思い込みがありますのでしっかりチェックしておきましょう。
FPVゴーグルでその他の確認した方が良い事
目が悪い方は補正用レンズの取付け不可を確認
FPVゴーグルは目が悪い方はモニターの映像を見る事が困難です。
その対策として「単眼モニタータイプ」であればメガネを掛けたままでFPVゴーグルの装着が可能かを確認しておきましょう。また「2眼モニタータイプ」の場合には補正用レンズ(ジオプターレンズ)の取付けが可能かを必ず見ておきましょう。
アスペクト比の比率を確認
ドローンのカメラはアスペクト比が4:3と16:9が存在していますが、日本での主流は4:3となります。
FPVゴーグルのアスペクト比がどちらとなっているかを確認し、迷ったらアスペクト比4:3を選択しておきましょう。但し、16:9でドローンを楽しんでいる方もいますので、一概にどちらが良いとは言い切れません。
FOV角の値を確認
私はFOV角についてはそれほど気にする必要はないと思っています。実際にFOV角に違いのあるFPVゴーグルを利用したりもしていますが、私自身はそれほど大きな差を感じません。
きっとドローンレースなどで活躍しているトップレーサーであればその差を認識する事が可能なのだと思います。
FPVゴーグルをランキング形式でご紹介
1位 Fatshark Dominator HDO2
解像度 | 1280 X 960 有機EL |
FOV | 46 |
アスペクト比 | 4:3 or 16:9 切替化 |
録画機能 | 有り |
重量 | 231g |
視力補正 | 調整可能 |
IPD(瞳孔間距離) | 57.5〜69.5mm |
バッテリー | 18650mah *2個(別途購入) ケースは付属 |
価格 | $499.99 (Banggood 2019年12月29日時点) |
数ヶ月前にFPVゴーグルの有名サイトから販売開始となった2眼モニタータイプの「Fatshark Dominator HDO2」となり、今回のモデルよりPIDの調整幅が広がり度数補正機能が追加されました。
非常にクリアな映像を見る事が可能ですので、お金に糸目は付けないという方は「Fatshark Dominator HDO2」を購入すれば間違い無いでしょう。
FPVアンテナや受信機は別途購入な点に注意が必要です。
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2位 Skyzone SKY03O Oled
解像度 | 1024 x 768 有機EL |
FOV | 35 |
アスペクト比 | 4:3 or 16:9 切替化 |
録画機能 | 有り |
重量 | 231g |
視力補正 | 補正レンズ取付可能 |
IPD(瞳孔間距離) | 57.5〜69.5mm |
価格 | $479.99 (Banggood 2020年1月1日時点) |
「Skyzone SKY03O Oled」はカラーバリエーションが豊富で日本ではマイクロドローンで遊ぶ方に人気のあるFPVゴーグルとなっています。
製品の見た目が高級感がある事や映像が鮮やかだという事が人気の理由です。また、FPVゴーグルに受信機が内臓されている為、外部受信機の購入が不要ですので初期コストを抑える事が可能となっています。
3位 Fatshark Attitude V5
解像度 | 640 x 400 有機EL |
FOV | 30 |
アスペクト比 | 4:3 |
録画機能 | 有り |
重量 | 231g |
視力補正 | 補正レンズ取付可能 |
IPD(瞳孔間距離) | 59〜69mm |
価格 | $299.99 (Banggood 2020年1月1日時点) |
FPVゴーグルの「Fatshark Dominator HDO2」の廉価版となっているのが「Fatshark Attitude V5」となります。
有機ELモニターを採用していますので、これからドローンを始める方に推奨したい製品となっています。また、FPVアンテナも付属していますので追加で製品を購入する必要が無い事も魅力的です。
外部受信機は「immersionrc rapidfire」のみ取付け可能となっています。
その他 Eachine EV800DM
解像度 | 900 x 600 |
FOV | - |
アスペクト比 | 4:3 |
録画機能 | 有り |
重量 | 320g |
視力補正 | メガネ着用可能 |
IPD(瞳孔間距離) | - |
価格 | $85.99 (Banggood 2020年1月1日時点) |
「Eachine EV800DM」は単眼モニタータイプのFPVゴーグルで、低コストな為にエントリーモデルとして最適です。
録画機能やメガネを着用可能となっていますので、どのFPVゴーグルを購入したら良いか決められない方は、「Eachine EV800DM」を購入して、次に購入するFPVゴーグルを検討する事を推奨します。
まとめ
FPVゴーグルを沢山紹介してしまうとどの製品を購入したら良いか迷ってしまうと思いましたので、4つの製品に厳選してご紹介しました。
どのFPVゴーグルを購入したとしても間違いは無いかと考えていますので、こちらの記事を参考にしながら購入する製品を決めて貰えたらと思います。