今回はリポバッテリーを充電する「リポバッテリー充電器」の記事となります。
現在は沢山のリポバッテリー充電器が存在しますが、同じ価格でも性能や信頼性が異なる製品が多数存在します。
私は沢山のリポバッテリー充電器をレビューしましたので、その中でも性能、信頼性、コストパフォーマンスなどに優れた充電器を紹介したいと思います。
また、合わせて充電器を購入する際のポイントや使い方についても記事後半に記載しておきますね。
おすすめのリポバッテリー充電器ランキング
ISDT D2 Smart Battery Balance Charger Discharger
specification
- Input voltage: AC 100-240V
- charging current: 0.1-12.0A * 2
- discharging current: 0.1-3.0A * 2
- maximum charging capacity: 200W
- maximum discharging capacity: 5W * 2
- balancing current: 1A / cell * 2
- Balance cell: 2-6S * 2
「ISDT D2」は、FPVドローンのジャンルで最も有名なリポバッテリー充電器です。サポートされるバッテリーの種類は、「LiFe / Lilon / LiPo / LiHv(1-6S)、NiMH / Cd(1-16S)、Pb(1 -12S)」と、ドローンに必要なすべてのバッテリータイプをカバーします。
尚、DC入力がないことに注意が必要です。
どれを購入すれば良いか迷ったら、ISDT D2を購入すれば間違いありません。
HOTA D6 Pro Battery Balance Charger Discharger
specification
- Input voltage: AC100 ~ 240V / DC 6.5 ~ 30V
- Charging current: 0.1 ~ 15.0A * 2
- Discharge current: 0.1 ~ 3.0A * 2
- Maximum charging capacity: 200W (AC)
- Maximum discharge capacity: 15W * 2
- Balancing current: 1600mA * 2
- Balance cell: 2-6S * 2
「HOTA D6 Pro」のパフォーマンスは「ISDT D2」とほぼ同じですが、「ISDT D2」には無い機能としてワイヤレス充電機能がありスマホなどの充電が可能です。また、バッテリーを充電するのは非常に静かで快適です。
DC電源もサポートされているため、リポ充電器の購入を検討している人は「ISDT D2」よりも「HOTA D6 Pro」を選択しても良いでしょう。
尚「HOTA D6 Pro」は、現在、私が利用しているリポ充電器でもあります。
HTRC T240 DUO Battery Balance Charger Discharger
specification
- Input voltage: AC 100-240V / DC 11-18V
- Charging current: 0.1-10.0A * 2
- Discharge current: 0.1-2.0A * 2
- Maximum charging capacity: 150W (AC)
- Maximum discharge capacity: 10W * 2
- Balancing current: 500mA / cell * 2
- Balance cell: 2-6S * 2
初心者向けの低価格のリポ充電器です。コストパフォーマンスに優れた非常に人気のある製品で私が初めて購入した2S以上のリポ充電器となります。
サポートされているバッテリーの種類は「Lilon / LiPo / LiFe / LiHV(1-16S)、NiCd / NiMH」
機能面は必要十分な充電器でエントリーモデルとしておすすめです。
リポバッテリー充電器の使い方と注意点
リポバッテリーの保管
リポバッテリーを充電する際には室外ならともかくとして室内で充電する場合には、リポバックなどを利用して安全に充電する事をおすすめします。
特にダメージを受けているリポバッテリーを充電する場合には注意が必要ですし、充電中は目の届く範囲に置くなどで異変を感じたら充電を中止出来る様にしておきましょう。
リポバッテリーが充電中に問題が発生した場合には、発熱や発火のリスクがあります。そのリスクを低減する為に防炎素材で作られたリポバックを利用する事をおすすめします。
また、長期間リポバッテリーを保管する場合にはストレージ充電を行い、ミリタリーボックスなど金属製の保管庫を利用して保管する方が良いでしょう。私自身、家でリポバッテリーを保管する場合には必ず鉄製の保管庫を利用し、火災などのリスクを極力抑える様にしています。
安全機能
リポバッテリーを充電する際にはセル数を確認する必要があります。本記事で紹介しているリポ充電器はセル数の設定を誤った場合にはアラート音で間違いを知らせてくれます。
その他、セリフチェック機能を有したリポバッテリー充電器もありますので、充電前にチェックする癖を付けるなどで安全に利用する様にしましょう。
パラレル(並列)充電に必要な電流
パラレルバッテリーボードを利用する事で、同じ種類(セル数、最大の充電電圧)のバッテリーを複数同時に充電する事が可能です。その場合、貴方はバッテリーの合計容量を1C充電するのに必要なアンプを出力可能な充電器を選ぶ必要があります。
計算方法を以下に記載しておきます。
バッテリーセル数*バッテリー容量 * 個数/充電器の電圧 = 必要なアンペア
パラレルバッテリーボードは充電時間を削減できる非常に便利なツールですので、是非、活用して下さい。
ポイント
パラレルバッテリーボードにリポバッテリーを接続する場合にはXT30やXT60コネクタ、バランスコネクタの順番で接続する様に心がけて下さい。
逆の順番で接続し高い電流が流れてしまうと充電器の破損に繋がる可能性があります。
パラレルバッテリーボード
ISDT PC-4860 1-8S Parallel Charging Board
specification
- Max Input Current: 40A
- Max Output Current: 30A/Port
- Max Balance Current : 2A
- Balance Cells: 1s~8s
- Plug: XT60
- Balance Cable: 6S
私が利用しているパラレルバッテリーボードでもありますが、「ISDT PC-4860」は火災、爆発またはキャッチ回避するための32pcsヒューズが設けられています。
日本ではリポバッテリーを室内で充電する機会が多い為にパラレルバッテリーボードの選択も安全に利用できる商品を選択する事をおすすめします。
デオフォルトではXT60コネクタとなっていますので、XT30コネクタのバッテリを利用する為には、変換ケーブルが必要な点に注意して下さい。
おすすめのリポバッテリチェッカーと使い方
リポバッテリーを利用するのであれば、バッテリーチェッカーが必須で、用途は以下の通りです。
- リポバッテリー充電後の電圧が、4.2Vとなっているかの確認
- リポバッテリーを利用した後の電圧が3.7V付近となっているかの確認
リポバッテリー電圧が4.2Vを上回っていると危険ですし、3.7Vを下回る様な使用を継続するとリポバッテリー自体にダメージが発生してしまう為に、上記2点は利用前後に確認する癖をつけておきましょう。
ISDT BattGo BG-8S Smart Battery Checker
specification
- Working voltage: 5.0V-36V
- Input voltage: 0.8V-15V
- Input voltage 2-8S: 0.8V-4.8V
- Battery cells: 1-8S
- Voltage measurement accuracy: ±0.005V@4.2V
- Balancing cells accurancy: 〈0.005V
- Support USB charging: QC 2.0/3.0, BC1.2, Maximum output 12V/2A
色々なリポバッテリーチェッカーが販売されていますが、どれを購入して良いのか解らない方は「ISDT BattGo BG-8S Smart Battery Checker」を購入すれば間違いありません。
バッテリーの電圧確認から、セルバランスの調整、USBコネクタから出力も可能ですので、バッテリーが余ったらスマホなどの充電をしならが放電する事も可能です。
この製品以外を購入する理由は、ほぼありません。
まとめ:安全面を考慮してリポバッテリー充電器を選ぶべき
今回の記事ではドローン用のリポバッテリー充電器として紹介しましたが、電動ガンで利用するリポバッテリーでも同様の機器で充電が可能です。
日本では海外とは違い室内で充電する事が多い為に、利用する電器は安全性を重視した物を選択する方が良いかと感じています。
是非、お気に入りのリポバッテリー充電器を見つけて貰えたら嬉しいです。